医学部 臨床医学産科婦人科学Obstetrics and Gynecology

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研究室HP

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 産科婦人科学教室は1972年に桑原惣隆・初代教授のもと開設され、1997年から牧野田知・第二代教授、私、笹川寿之・第三代教授となり、現在に至っています。  
 周産期部門では小児科、小児外科と連携して、石川県の重症妊婦や北陸地域の先天異常児の母子搬送を受け入れています。2018年からNIPTによる出生前診断を開始し、2019年から病棟にMFICUを増設いたしました。腫瘍に関しましては、良性から悪性まであらゆる腫瘍に対する手術、悪性腫瘍には放射線治療、化学療法など行っています。さらに、子宮頸部上皮内異常(CIN, SIL)に対する薬物焼灼治療、子宮筋腫に対する塞栓療法、子宮鏡手術、腹腔鏡下筋腫核出術、子宮脱に対する腹腔鏡下仙骨固定術など先進的な非侵襲的治療も実践しています。2019年からロボット手術も開始しました。再生医療センターとの連携で進行癌に対するがん免疫治療も行っています。女性医学としての月経困難症、過多月経、月経不順、更年期・老年期障害に対するホルモン治療も実施しており、漢方薬と併用した統合医療でQOL向上に努めています。産婦人科は、今や、単にお産と腫瘍を治療するのみならず、思春期から老年期まで女性をトータルで診る科に変貌しつつあります。当科では、本学の理念である「良医を育てる」に沿って診療・教育を行っています。そこで能登地域への医療支援などを行っております。
 研究面では、子宮頸癌発癌における免疫応答、ヒトパピローマウイルス(HPV)検査のがん検診への応用、BCG-CWSがん免疫療法、子宮内膜癌と細胞競合、末梢血によるがん細胞診断、子宮内膜症の発癌メカニズム、HPV関連疾患とHPV型の網羅的解析、早産と膣内細菌叢などの研究を実施しています。HPV関連の研究は主に、2019年より総合医学研究所内に開設した寄付講座「産婦人科微生物・がん免疫研究部」で行っています。今後は、解剖学講座と連携して胎盤に関する研究も進めたいと考えています。当科の大学院では、これまで当科出身者のみならず外国人留学生も多く修了しています。研究内容に興味のある方は遠慮なくご連絡ください。

お問い合わせ

TEL: 076-218-8143 / FAX: 076-286-2629 / Email:

所属者紹介

主任教授

  • 笹川 寿之

臨床教授

  • 髙木 弘明

准教授

  • 髙倉 正博

講師

  • 藤田 智子

助教

  • 柴田 健雄
  • 坂本 人一

医員

  • 髙田 笑
  • 島田 菫
  • 佐伯 吉彦
  • 山之内 僚

主な研究業績

部門別研究業績

  • Long-term treatment of endometriosis with dienogest for up to five years. Takagi H, Sakamoto J, Sasagawa T. Clin Exp Obstet. Gynecol. 2019 XLVI:338-402.
  • The promise of combining cancer vaccine and checkpoint blockade for treating HPV-related cancer. Shibata T, Lieblong BJ, Sasagawa T, Nakagawa M. Cancer Treat Rev. 2019 Aug;78:8-16.
  • Single type infection of human papillomavirus as a cause for high-grade cervical intraepithelial neoplasia and invasive cancer in Japan. Sakamoto J, Kamiura S, Okayama K, Okodo M, Shibata T, Osaka Y, Fujita S, Takata E, Takagi H, Takakura M, Sasagawa T. Papillomavirus Res. 2018 Dec;6:46-51.
  • Utility of 18F-fluorodeoxyglucose-positron emission tomography in the differential diagnosis of benign and malignant gynaecological tumours. Takagi H, Sakamoto J, Osaka Y, Shibata T, Fujita S, Sasagawa T. J Med Imaging Radiat Oncol. 2018 Feb 5.
  • Comparison of the digene hybrid capture 2 and Roche cobas 4800 HPV tests for detection of CIN2+ in a referral population in Japan. Sasagawa T, Maehama T, Osaka Y, Sakamoto J, Shibata T, Fujita S, Takakura M, Takagi H. J Med Virol. 2018 May;90(5):972-980.

主な外部研究資金

  • 令和2年度 HPV医師主導型研究支援プログラム, MSD株式会社, 「Changes in the prevalence of oncogenic HPV types after introduction of a prophylactic HPV vaccine program in Japan」 研究責任者: 笹川 寿之
  • 令和2年度-令和4年度 科学研究費助成事業(基盤研究(C))「子宮内膜オルガノイドを用いた内膜癌発がん阻止における細胞競合の役割の検討」 研究代表者: 髙倉 正博
  • 令和2年度-令和3年度 科学研究費助成事業(若手研究)「婦人科がんにおけるテロメラーゼ、サバイビンを標的とした血中循環腫瘍細胞の検出」 研究代表者: 髙田 笑
  • 平成31年度-令和4年度 科学研究費助成事業(若手研究)「新規領域のPCRを用いた日本における発がん性ヒトパピローマウイルス感染の実態解明」 研究代表者: 坂本 人一
  • 平成31年度-令和3年度 科学研究費助成事業(基盤研究(B))「子宮頸部病変自動診断システムの開発 〜低医療資源国における子宮頸がん予防に向けて〜」 研究分担者: 笹川 寿之